MERS ニュースレター No.2 巻頭言 | ネットワーク医療と人権 (MERS)

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MERS ニュースレター No.2 巻頭言


 遅ればせながら、ようやく第2号発刊の運びとなりました。今回の内容は、本年3月24日に行われましたシンポジウム、「医療現場は薬害を防げるか!?」の講演内容を中心に掲載しております。講師に「陣痛促進剤による被害を考える会」の勝村氏をお招きして講演していただきましたが、その熱く語られた思い、そして投げかけられた医療のあり方など、非常に中身の濃いものになっています。講演内容を読んで、当日来られなかった方にも、その場の雰囲気を感じていただけたら幸いです。

 さてMERSとして最大かつ最優先の課題として、薬害エイズ被害・医療実態調査があります。この調査では、薬害再発防止に寄与するため、実際の治療が行われた医療現場を見直し検証していきたいと考えています。この調査では薬害エイズ被害者への聴き取り調査に加え、血友病専門医への聞き取り調査を実施していく予定です。現在、その調査内容・対象、方法等を鋭意検討中です。

 薬害エイズのミクロ的視点、つまり現場の医師は、非加熱高濃縮製剤の危険性を、いつ、どのように知り、血友病医療をどのように考えていたのか、また患者は危険性の情報をどの程度知り得たのか、自分の治療に対してどのように考えていたのか、選択肢はあったのか、など、このような視点はこれまで検証されてきませんでした。今、この調査結果をもとに薬害エイズの教訓を将来に生かし、薬害再発防止に役立ちたい、それが私たちの切実な願いです。

 またネットワーク医療と人権として、特定非営利活動法人(NPO)の認証を受けるべく現在申請中ですが、早ければ今年中に認証が受けられる見込みです。年内中には、設立一周年およびNPO認証記念の大きなイベントを企画していますので、期待していただきたいと思います。

 

2001年7月31日
ネットワーク医療と人権
理事長 若生 治友